小児から成人までスマイル20
成人になったとき、詰め物がゼロ、あるいはごく少数のお口を実現する。これを実現できると、社会人になってから、お口のことで悩むことが激減することがわかっています。
スマイル20は、その実現のための診療システムです。
幼児や小学生は歯科衛生士さんと仲良くなることが一番
20歳までに痛い思いをしない、させない
何と言っても「痛い思いをしない」ことが一番です。幼少時に痛い思いを経験すると歯医者さんに行きたくない気持ちが強くなり足を運ばなくなります。中高生はさらに行かなくなるので、大人になってから気づいても手遅れになってしまいます。
歯医者さんに行けば、さっぱりして気持ちよくなりますし、なによりチェックもしてもらい何ともなければ安心です。最善の予防プロセスは、歯で痛い思いをしないこと、詰め物をつくらないこと、歯科衛生士と仲良くなることではないでしょうか。
定期健診で来られた方に「何でもないです」と伝える喜びと責任感
私たちが実践している予防歯科は、患者さんに「何でもないです」と伝えるのが最高の結果です。
痛くなったら削って詰める治療からみると、180度違います。患者さんにとっては、痛くなる前に可能性の芽を摘むことになるので「何でもないです」と聞くと皆さんホッとします。
ただここで重要なのは「見逃しができない責任」があるということです。いかに見逃さないタイミングで検査を行い早めに処置するか。予防歯科とは、単なる治療後フォローアップやアフターケアとは全く次元の違うことを経験してほしいのです。
メインテナンス(治療の終わりが健康を守る診療のスタートです。定期的にメインテナンスを行うことによって、長期的にわたりお口の健康を維持することができます。)
杉山歯科に、6歳から20歳まで毎年予防歯科に来院した方の半数は、詰め物が「ゼロ」でした。
同じ20歳、あなたはどちらになりたいですか?
成人から高齢者まで「スマイル」
———成人のメインテナンスを図示
お口の健康手帳
初診や定期健診で撮影する口腔内写真や検査結果データなどは、患者さんの歯の履歴書です。
これをコンパクトなファイルにまとめてお渡ししているのが「お口の健康手帳」です。ほとんどの歯科医院では定期的に口腔写真を撮影することは行ってないようです。
お子さんが乳歯から永久歯に生え変わる過程も一目でわかります。大人は口腔内写真、細かいレントゲンなどで比較、推移をみることが大事で、歯周病の検査結果なども時間経過に沿って確認することができます。どなたでも一目で以前と比較できること。これが大事なのです。
「お口の健康手帳」には、検査結果データや予防歯科に関する情報も記載されていますが、これを読むことを強要はしていません。歯科衛生士から「興味があったら中を読んでみてくださいね」と伝えています。
自ら自分の歯に興味をもつことが大切なのです。できたら若い時から興味をもてれば将来歯で苦労することは少なくなるでしょう。
私たちは、20年以上前から予防歯科を通じて地域の皆さまの健康維持に取り組んで成果を上げています。
小さなお子さんをもつ保護者の方や、中高生をはじめ歯の将来を左右する若い人にこそ予防歯科の大切さを知ってほしいのです。まずは、歯科衛生士と仲良くなることからはじめてみてください。